2011年5月27日金曜日

Seattleに来て1年経ちました

Seattleに引っ越してきて先週の5月19日で1年経ちました。短かったような長かったような、どちらにしても、渡米以来引き続き、がむしゃらにやってきた1年だったと思います。

日常生活が安定してきた
大学を卒業し就職して収入を得るようになり、普通の(?)生活ができる幸せを感じています。家賃・クレジットカード・公共料金の支払い等、些細なことでも神経を尖らせていた過去と比べ、だいぶ毎日をリラックスして過ごせるようになったと思います。また、Seattle近辺は日本人がたくさん住んでいます。子供の日本語学校等を通じて知り合いが増え、特に緊急時に助けを求めれるという点で、私はとても良いと思っています。

子供達が英語に慣れてきた
子供達は新しい土地ながらも、毎日元気に学校・幼稚園に行っています。英語という環境については合計で3年弱過ごし、かなり慣れた印象です。家の中の会話でも、基本的には日本語ながら、ネイティブばりの発音で英語の単語が混じる現象が出始めました。彼らの日本語力をキープするためにも、妻と私は家では絶対英語を話さない(というか、話せない)ようにしていますが、どうなることやら。

アメリカでの社会人暦1年
アメリカで仕事を始めて1年が経ちました。まったく新しい環境で学ばなければならないことがいっぱいで、まさにがむしゃらに頑張った1年でした。ただでさえ英語で大変なところに、さらに知らない社内用語・ツール・システムの名前等のために、最初の半年ぐらいはくたくたで夜の9時には就寝、という毎日でした。年末年始あたりからようやく、帰宅したあと「本でも読もうか」と思えるようになりました。

英語がちょっとは上達した・・・かな?
バージニアでの大学時代に比べ、仕事では当然のことながら英語を話す機会が遥かに増えました。ミーティングはもちろんですが、Amazonでは少数メンバーでとても速いペースで開発を進めるため、必然的にメンバ間で密にコミュニケーションを取ることになります。最初は苦労しましたが、チームメンバと打ち解けるにつれて、少なくとも相手の言葉を聞き取れなかったときに遠慮なく聞き直せるようになり、今は無駄な力が抜け仕事を楽しめるようになりました。そんな中、自分ではあまり意識がありませんが、知らないうちに英語が上達しているのかもしれません。

今年の目標は「余暇を楽しむ」!
これまでの1年は、「家族を養う」という絶対的な使命を今後にわたって安定的に果たす、ということを第一目標にしていました。言い換えると、クビになることなく仕事を問題なくこなせるようになる、というのが自分の目標でした。そのために、平日は全力投球、土日は休息または必要なときは勉強(社内ドキュメントを読んだり)、という毎日でした。その結果、妻からは「仕事ばっかりやね」と言われる日々でしたが、最初の1年は仕方がない、と自分に言い聞かせていました。ただ、頑張ったおかげで、これからもなんとかアメリカで社会人としてやっていける、と手応えを感じれるようになったので、まだまだ課題は多いものの、この第一目標が達成できたと思っています。

というわけで、この次の1年の目標は「余暇を楽しむ」です!具体的には、土日にもっと子供達と遊んだり家族で外出したりしたいです。せっかくSeattle近辺には自然公園がたくさんあるので、もっとそれらを楽しみたいと思います。また、恥ずかしながら、バージニアでの学生時代を引きずるように、自宅には十分な家具がなく、知り合った方々から譲っていただいたものばかり。ぼちぼちショッピングがてら良い家具や家電製品を揃えて生活クオリティーを向上していきたいです。

2011年3月5日土曜日

Amazonクラウド東京データセンター開設

いよいよAWS(Amazon Web Services)の東京データセンターが一般ユーザ向けにオープンになりました!(以下の画像は日本AWSエバンジェリストの玉川さん公式ブログからリンクさせていただいています)
頑張っちゃいました
私が所属するチーム内でこのプロジェクトが立ち上がったとき、真っ先に手を挙げて、同プロジェクトをリードさせてもらいました。やはり母国で新データセンターを立ち上げるとあって、興奮しながら全力投球で取り組みました。複数のチームとの連携が必要なプロジェクトとあって、他の多くのエンジニアと知り合うことができたのも良かったです。今週無事に一般公開となってとても誇りに思います。

打ち上げ
東京データセンターが一般オープンした日の夕方、本社オフィスでは打ち上げとして、おそばと日本酒が振舞われました。実は、私はその際別件で対応中で、その打ち上げに参加できませんでした。残念。(どんなおそばだったんでしょう。みんな音を立てずに食べたんでしょうね)

日本語による公式サポートも開始されました。日本のみなさん、Amazonクラウドの東京リージョンを使ってみてください!

2010年10月21日木曜日

Amazonクラウド無料お試しサービスが11月1日より開始

今日発表になりました。11月1日より、AWSの各種サービスが1年間無料で試用することができるようになります!
といっても、全てが無料ではなく、上記のような条件を満たす範囲でのみ無料となります。しかも、注意書きにあるように、新規にサインアップしたユーザのみ対象であって、すでに利用している方々は対象外となります。すでに利用している方で無料で使いたい場合には、新たにAWSアカウントを作る必要があります。

新規アカウントを作成する際にはクレジットカード情報が必要なので、気軽に試せない雰囲気がありますが、それでもまずは試しに使ってみようという方々には朗報なのではないでしょうか。

2010年10月17日日曜日

オリンピック国立公園

もう2ヶ月も前になりますが、夏休みにオリンピック国立公園に行って来ました。太平洋に面した半島にあって、シアトルから西に車とフェリーで4時間ぐらいのところにあります。

大きな地図で見る
この国立公園は世界遺産に指定されているだけあって、とても素晴らしかったです。国立公園の北に位置するポートエンジェルスという町から西に半時計回りにぐるっと3泊4日で周ってきました。

ハリケーンリッジ
まず初日は、ポートエンジェルスから30分で行けるハリケーンリッジに行きました。息を飲む様なオリンピック山脈の氷河のパノラマ。その素晴らしさは写真でもなかなか伝わらない気がします。


ソルダック温泉
二日目は、クレセント湖を経由してソルダック温泉に一泊しました。クレセント湖周辺にもトレイルがいくつかあって、ちょっとした散歩ができました。
渡米して1年半以上経ち、私たち家族は日本の温泉が恋しくてたまりません。というわけで、このソルダック温泉には過剰に期待してしまったかもしれません。(笑)やはり、残念ながら日本の温泉とは異なり、水着着用でほとんど温水プールでした。ただ、硫黄の臭いがしていたので、温水そのものは本当の温泉のようでした。真夏とはいえ肌寒かったので、暖かいお湯が気持ちよかったです。
この温泉は宿泊施設になっていて、独立したロッジが並んでいます。私たちはそのうちの一つに泊まりました。空気が美味しかったです。
Hoh Rain Forest
3日目はHoh Rain Forestを探検(?)。夏以外は降水量がとても多いために、森の木々にはたくさんの苔がついていて、初めて見る光景でした。

最終日はビーチに宿泊
Hoh Rain Forestを探検した後、KalalochというビーチにあるロッジKalaloch Lodgeに泊まりました。ビーチといっても寒いのでとても海水浴をする気分にはなりませんが。この海の向こうには日本があるんだよなー、と想いながら夕日を眺めていました。


密度の濃い国立公園
最終日は、午前中にQuinault Rain Forestに立ち寄ったあと、オリンピア経由でシアトルに帰りました。

上記の様に、今回の旅行ではオリンピック国立公園を子連れ家族としては最大限満喫しました。氷河、湖、温泉、森林、ビーチ、、、。オリンピック国立公園はこれら全てがある、とても珍しい国立公園と言えるのではないかと思います。日本からシアトルに観光にいらっしゃる方々はたくさんいらっしゃると思いますが、ダウンタウンだけでなくレンタカーを借りてオリンピック国立公園にも是非訪れることをお勧めします!

2010年8月5日木曜日

Amazon Web Services日本語サイトオープン!

AWS(Amazon Web Services)では日本へのサポートの強化を進めています。そんな中、今日AWSの日本語サイトがオープンしました!

AWSのトップページhttp://aws.amazon.comから、画面右上の"English"を"日本語"に変えることで辿りつくことができます。

ざっと見たところ、詳細な技術情報(マニュアル等)はまだ日本語訳ができていないようですが、概要を掴むのに十分なページ群が全て日本語訳されています。今後も精力的に日本語訳が進められていくことを期待したいですね。


日本語・英語バイリンガルサポートエンジニア募集中(勤務地シアトル)
ちなみに、今年の5月ぐらいから日本語と英語が両方使えるAWSサポートエンジニアを募集中です。今日、募集案内が更新されていました。

https://us-amazon.icims.com/jobs/116565/job?in_iframe=1

勤務地はシアトルの本社のようです。海外を問わず、Amazonでは引越し費用等全て負担してくれます。クラウドコンピューティングに興味のあって、英語が堪能でいらっしゃるエンジニアの方がいらっしゃいましたら、是非応募してみてください。(募集案内を読んでみると、要求が高すぎる気がしますが。。。)

2010年7月3日土曜日

Amazon.com新本社キャンパス

5月末に初出勤してから、早くも1ヶ月が経ってしまいました。新しい仕事環境で学ばなければならないことがたくさんあって、毎日があっという間に過ぎていきます。

South Lake Union
そんな毎日を過ごしている私のオフィスは、シアトルのダウンタウンの北に位置する、South Lake Unionにあります。現在Amazonはここに11の新本社ビル群を建設中で、私のオフィスがあるビルをはじめいくつかのビルはすでに完成しています。


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Amazon新キャンパス
以下の写真が私のオフィスのあるビルです。Amazon Web Service関連のエンジニアはほぼ全員このビルに集結しているのではないかと思います。
このビルの裏に、とても背の高いビルを現在建築中です。これもAmazonのオフィスビルになるそうです。
真向かいにもAmazonのオフィスビルがあり、それらのビルに挟まれるようにVan Vorst Buildingというシンボル的なビルがあります。このビルには大きな会議室やロビーがあり主にイベント等に使われています。私の所属するチームのミーティングもこのビルで行われたりします。
「Amazon.com」の看板いっさいなし
ちょっと面白いのは、このキャンパスのどこにも「Amazon.com」の看板が一切ありません。おそらく、これらのビル群がAmazonの新本社ビルだということを周りの人は知らないんじゃないかと思います。実際、前回紹介した旧本社ビルにも、入り口のドアの上に目立たない同じ色で「Amazon.com」と書いてあっただけです。また、「Amazon.com」と書いてあるTシャツを着たりするような社員は一切いません。

インターネット時代を代表するIT企業の場合、本社キャンパスに目立つ看板があったり、社員が会社名の入ったTシャツを着たりしているのをよく見かけますが、Amazonに関しては違います。会社の方針として、レターヘッドや名刺等に対してもコストをかけない、というようなことが示してあったような覚えがあります。Customer Centric Companyとしてコスト削減の努力を惜しまない、といったところでしょうか。

2010年6月2日水曜日

初出勤

先週の月曜日にAmazonへ初出勤し、アメリカでの新しいキャリアがスタートしました。GMUを卒業してしまったので、このブログのタイトルはとりあえず「kojihashi at Seattle」に変えます。(もっとかっこいい名前にしたいなあ)

Pacific Medical Center
まずは午前中に新入社員向けオリエンテーションが、Amazonの旧本社ビル、Pacific Medical Centerでありました。このビルはもともと病院だったそうです。

このビルはシアトルのダウンタウンのはずれの丘の上にあるため、そこからダウンタウンへの眺めがとても素晴らしいです。
午後から配属
オリエンテーションで社員バッジを受け取ったり諸手続きをした後、いよいよAmazon EC2に配属となりました。現在Amazonはダウンタウンの北にあるSouth Lake Unionに新キャンパスを建築中で、上記ビルから本社を段階的に引越しています。私のオフィスのあるビルは既に完成していたので、新築ビル、新しい机、新しいコンピュータで新しいキャリアをスタートすることができました。

まずは慣れないと
人生2度目の新入社員ということで、新しいことばかり。まずは焦らず慣れていこうと思います。