2008年10月30日木曜日

中間テスト結果発表

この秋学期は2つのクラス(SWE620、SWE621)を履修中です。SWE620については中間テストがあり、SWE621については中間プロジェクトの提出がありました。昨日と今日と連続で、それらの結果が返ってきました。

SWE620中間テストの結果
SWE620は、ソフトウェアの要求分析・管理・ユースケースモデリングに関するクラスです。先日の中間テストでは、要求分析の手法とユースケースモデリングが出題されました。
結果は100点満点で90点でした。記述式のテストだったので厳しかったですが、良い結果だったのではないかと思います。
ただ、減点されたところは3箇所で、自己分析すると、それらのうち2箇所は私の英語能力に起因するものでした。
1箇所は英文に?マークが付けられていて、単純に「意味不明」な英語を書いてしまっていたようです。もっと修飾語を付けて説明すべきでした。
もう1箇所はちょっと痛くて、ユースケースモデルに対して減点されてしまいました。アクターとして"The office"が足りない、という指摘でした。ビジネス記述を読んでユースケースモデルを作る問題だったのですが、アクターらしき物の中に"Warehouse worker", "Track driver", "The office", "Foreman"の4つがあったんです。"Foreman"って何?という感じで、きっと"The office"で働くofficerみたいなものだろうと思い、"The office"と"Foreman"を混同してしまいました。どうやらちょっと違ったみたいです。

SWE621中間プロジェクトの結果
SWE621は、私のアドバイザ、Gomaa先生のクラスで、ソフトウェア分析設計法の講義です。本来4人一組のグループで取り組むところを、Gomaa先生の意向で一人で取り組んでいます。今回の中間プロジェクトの提出では、オブジェクト分析モデルの構築までをする、というものでした。
結果は「A」でした。「ところどころミスがあるが、おおむね分析手法を理解している」というコメント。どうもありがとうございます。
採点を行ったのはGomaa先生ではなく、Teaching AssistantであるDr. Erika Olimpiewです。彼女はこの春にドクターを取得し企業に就職されています。なので、正確にはTeaching Assistantではなく、Co-instructorという感じでしょうか。
私が提出したドキュメントに詳細にコメントが記入されていてびっくりしました。どれぐらい採点に時間をかけてくださったのか、想像できません。とてもありがたいと思いました。

感想
結果的にはどちらも良い評価を得ることができましたが、正直、先が思いやられます。今回は初めてのテストということもあり、それなりに時間をかけました。しかし、本音を言うと、講義も良いけれど、研究・プログラミング・就職活動に時間を割こうと考えて渡米してきました。
ただ、今回の結果を見て、講義に対するパワーもかけないと簡単にはいかないな、と感じました。良く言えば、こちらの大学では教える側の人間がかなり本気で講義に取り組んでいると言えます。

2008年10月29日水曜日

携帯電話

渡米して次の日に、携帯電話を購入しました。Verizonという会社の携帯電話で、日本のauのようなイメージでしょうか。Verizonの他に大手としてはAT&Tがあり、日本のNTTドコモのようなイメージです。

購入した携帯電話
会社やサービスの良し悪しがわからなかったので、たまたま立ち寄ったCircuit Cityという電器屋さんで売っていた、Verizonのプリペイド携帯を購入しました。お世辞にも、かっこいい携帯電話とは言えません。I have no choice.という感じです。こんな携帯でも、一応デジタルカメラが付いてきます。受信した場合の通話料も有料
この携帯電話はプリペイドということで、月々の基本料金があるわけではなく、話した分だけ料金を払えばよい、という仕組みになっています。驚いたのは、コールを受けた場合も通話料がかかる、という点です。誰かが電話をかけてくれるのはうれしいけれど、こっちも通話料がかかっている、ということになります。こちらがプランの説明です。

使った日に基本料金1ドル
また、納得できないのが、ある日1回でも使用すると、その日の基本料金として1ドル課金されることです。ある日1回も携帯電話を使用しなければまったく課金されません。一方、ある日誰かから電話がかかってくると、まず基本料金として1ドル課金され、さらに受信にもかかわらず通話料が課金されます。

間違い電話の恐怖
上記のような基本料金システムなので、たとえ間違い電話がかかってきても、そのコールがその日初めての使用だった場合、1ドル課金されます!わざとか?というように、結構間違い電話がかかってきます。

一月平均30ドル
渡米して約2ヶ月が経ちました。今までに60ドルチャージして、先日使い切ったので、一月に大体30ドルで通話料は済んでいることになります。もっと出費を抑えたいので、他に良い方法がないか思案中です。

2008年10月28日火曜日

Coxインターネットサービス

インターネット接続に関しては、日本ではADSLが主流ですが、米国ではケーブルテレビが普及しているので、ケーブルテレビ会社によるインターネット接続サービスが主流です。

私が住んでいるアパートでは、Coxという会社のケーブルが敷かれているので、Coxのインターネットサービスを利用しています。

スピードに応じて値段が違います。私は今のところ、最も安いサービスを利用しています。下り768Kbps、上り256Kbpsで一月$19.99です。値段だけ見ればヤフーよりも安いです。

今の私のインターネットの使い方であれば、上記スピードで十分です。Skypeを使って日本とビデオチャットも問題なくできます。YouTubeで動画もストレスなく楽しむことができています。

つい最近、私の住んでいるアパートにも光ケーブルが敷設されましたが、利用することはなさそうです。いくら末端が高速になっても、サービスを提供するサーバ側の能力が低ければ、ほとんど意味がないからです。

2008年10月27日月曜日

船便到着

先週の水曜日(10月22日)に、日本から発送していた船便が到着しました。9月の頭に発送したので、約1ヶ月半で届いたことになります。2ヶ月はかかると聞いていたので、結構早く届いたことになるでしょうか。

クロネコヤマトの海外引越しサービスを利用しました。箱14個で約14万円です。箱物以外のものが一つでも混じると値段が跳ね上がるので、家具類は全部送るのをあきらめました。また、現地で買えるものは極力送らず、日本でしか手に入らないようなものに厳選して、妻が非常に丁寧に梱包してくれました。おかげで、和食器等の壊れ物も一切壊れずに無事に届きました。

土鍋や冬物衣類等、とてもありがたいものばかり。これでようやく生活レベルが標準になったような気がします。

なお、米国での配達は、日本人スタッフが一人でやってきて、15分ぐらいで終わりました。

2008年10月24日金曜日

Flu Shots

昨日、インフルエンザの予防接種を受けました。学生は$15、教員は$20。とてもリーズナブルです。

初体験「痛くない注射」
皆さんもそうだと思いますが、私も注射は嫌いです。もちろん痛いから。刺される直前に「注射は嫌いだなー」と言うと、「私はとても上手だから大丈夫」とお医者さんは自信満々です。単なる軽い会話なので真に受けてはいなかったのですが、びっくり、本当にまったく痛くありませんでした!生まれて初めての経験です。どうやってやったのか謎です。

紅葉
あっという間に秋が来ました。というか、朝晩は4度とか5度で冬みたいなものです。とても寒いです。嫌な季節になってきました。

2008年10月22日水曜日

Blackboard Learning System

GMUではこの秋学期から、講義の進行を支援する新しいシステム「Blackboard Learning System」が導入されました。このシステムは大まかに、講義を行う講師を支援する機能と、講義を受講する学生を支援する機能があります。

講師を支援する機能
私は学生なので詳細はわかりませんが、講義毎に、登録している学生、学生が提出する宿題、評価結果等を全てWeb上で一元管理できるようになりました。学生への通知通達や講義資料の配布等もこのシステムを介して行うことができます。

学生を支援する機能
学生は、Webサイトから講義資料を自由にダウンロードできます。宿題もこのシステムにアップロードします。評価結果は、このWeb上で確認できます。他にも、ディスカッションフォーラムや講師へのメール送信機能等、さまざまな機能が提供されています。上記スクリーンショットの左側に機能一覧があります。

遠隔講義
このシステムとは別ですが、この秋学期から遠隔講義システムも導入されました。何らかの理由で講義に出席できない学生は、遠隔地からパソコン画面を通じて講義を受講できます。それらの学生のために、講師は必ずマイクを付けています。遠隔地の学生は、パソコンから講義中の講師にメッセージを送ることができます。話している最中でも、遠隔地からメッセージが届くと大きなクリック音のような音が鳴り、講師はすぐに気が付くことができます。

録画
また、全ての講義は録音、録画されていて、GMUの学生はいつでも過去の講義を再度受講することができるようになっています。ビデオカメラで撮影しているわけではなく、パワーポイントのスライドだけが録画されています。

講義が始まって最初の4,5回ぐらいは、講師が新システムに慣れておらず、少し時間をロスすることがありましたが、最近は新システムに慣れ、スムーズに講義が進むようになりました。

2008年10月21日火曜日

豚汁

この私が、生まれて初めて豚汁を作りました。先日、近所に日本食材が手に入るスーパーHマートをご紹介しました。食材は手に入っても、だからといっておいしい日本食が食べられるわけではありません。。。

男が作れる超簡単料理
この豚汁を作ったのは1週間以上前です。2週間前の週末に「男が作れる超簡単料理」という素晴らしいWebページを発見したのです。そこには、眺めているだけでよだれが出そうな日本食のレシピがいっぱい紹介されています。どの料理も比較的簡単に作れそうなものばかり。その中に豚汁のレシピを発見。とても簡単そうに見えたので、だまされたと思って、みりん、料理酒、だしの素、みそ等をスーパーHマートで購入し、挑戦しました。

おいしく作れました!
残念ながら、必要な食材のうち、こんにゃくは手に入らずごぼうはとても高かったのであきらめました。でも、おかげさまで、とてもおいしく作ることができました。自分で作っておきながら感動。4人前作り、4日かけて毎日食べました。

次は肉じゃがに挑戦しようと考えています。

2008年10月19日日曜日

スーパーHマート

今住んでいるアパートから車で3分ほどのところに、韓国系のスーパー「スーパーHマート」があります。Fairfaxに引っ越してきて初めてこのスーパーを訪れたとき、「あ、これなら生きていけそう!」と感動しました。このスーパーには日本の食材がだいたい手に入ります。野菜、お肉、お魚。全て、普通のアメリカのスーパーには売っていなさそうな食材が置いてあります。

調味料も大体揃っています。しょうゆ、みりん、料理酒、焼肉のたれ、ぽんずなど。
お味噌も!左に見える黄色いのはたくあんです。緑茶もあります。高いですけど。納豆もあります!冷凍されていますが。とても高いです。3個パックで4ドルぐらい?食材は他にもうどんや焼きそばみたいな麺類も置いてあります。

食材のほかにも、日本製の日用品も置いてくれています。お箸とかお茶碗とか。土鍋もあります。炊飯器も売っています。日本から持ってこなくても大丈夫でした。
自宅から数分のところにあるので、とても重宝しています。ほぼ毎週末通っているかもしれません。韓国料理を安く食べられるフードコードもあって、ビビンバやキムチチゲなどが7ドル8ドルで食べられます。

ハンバーガー、ピザ、ステーキなど、嫌いではありませんが、やはり基本的に日本食じゃないと生きていけません。スーパーHマートのおかげで、Fairfaxでも日本人が日本人らしい食生活を送ることができています。(といっても自炊なので乏しい献立ですが。家族が来るまでの辛抱です)

2008年10月16日木曜日

プロジェクト成果物提出完了

もうひとつの講義SWE621では、グループプロジェクトの宿題が出ていてその締め切りが今日でした。なんとか締め切りまでに成果物を提出することができました。厳密には締め切りは夜の11時59分までなので、いくつかのグループはまだ作業しているのではないかと思います。

このFallセメスターでは2つの講義を履修していて、もう一方の講義の中間テストは昨日で終わり、今日プロジェクトの成果物を提出し終えて、今かなりほっとしているところです。

プロジェクトの内容
SWE621は、Gomaa先生によるソフトウェア分析設計法の講義です。George Mason Univ.のIT系のコースにおいてこのクラスは中心的な位置付けになっていて、このクラスで出る課題(このプロジェクト)がもっとも大変だと言われているようです。実際、とても大変でした。
内容は、問題定義と11個のユースケース記述が与えられ、分析モデルを完成させるのがPhase1の課題です。まず、コンテキストダイアグラムを作成し、システムのバウンダリを明らかにします。次に、スタティックモデリング(ビジネスモデリングみたいな感じ)を行い、エンティティクラスの抽出と各クラス間の関連をクラス図を用いて定義します。スタティックモデリングを通じて問題を理解することができます。次に、ダイナミックモデリングを行います。各ユースケースについて、コミュニケーションダイアグラムやシーケンスダイアグラム、ステートチャート等を用いて、ユースケースシナリオを実現すべく、オブジェクト間の関連とメッセージ送受信を定義します。Phase1の課題は大体ここまでです。

個人プレー
以前のエントリでもお話したとおり、今回は特別に私は一人でこのプロジェクトに取り組んでいます。Gomaa先生のリサーチアシスタントとして参加している研究プロジェクトに、この課題を利用することになっているからです。実際、Gomaa先生は私の設計を特別扱いしてくれていて、前もって私の設計に目を通し詳細を詰めました。おそらく、他の学生たちの採点にも利用するのではないかと思われます。研究プロジェクトとしては、各ユースケースについてアクティビティモデルを作成し、そこからソフトウェアアーキテクチャを自動生成できないか、詳細に検討する予定です。

個人プレーの利点
他の学生たちの様子を見ていると、グループ内でいろいろな点で合意を得るのに苦労しているようです。設計には正解はひとつだけとは限らずいくつもやり方がある場合が多いので、意見が分かれるとなかなかまとまらない危険性があります。その点、個人でやらせてもらったおかげで、合意を得るための時間の浪費を避けることができました。

個人プレーの欠点
今回の課題はそもそも5人一組のグループ向けに設計されているので、11個もユースケースがあります。グループワークでは、一人2個か3個のユースケースに分担できそうです。実際、今日の提出までには、モデルだけでなく各オブジェクトの説明や各メッセージの説明も添付する必要があったので、30ページ以上のドキュメントになりましたが、それを一人で作成するのにはとても時間を費やしました。

ソフトウェアを設計するには実装経験が必要
今回の課題を通じて再認識したのは、ソフトウェア設計の難しさです。今回の課題では、他の学生からたくさん質問を受けて、思わぬ英語の訓練になったのですが、共通して言えるのは、みんな実装経験があまりないので設計しようにもオブジェクトやスレッドのイメージが沸かないようです。そのせいで、ステートチャートでモデリングが必要なオブジェクトと必要のないオブジェクトの区別が付かなかったり、ある処理を行うのに必要な情報が抜けたりするようです。
また、興味深いのは、仕事をしているパートタイムの学生で実装経験(例えばJavaのプログラミング経験)があっても、少し抽象度の高いレベルでオブジェクトの振る舞いを頭の中で仮想的に模擬するのが難しいようで、実装できないような設計をしてしまっている場合があったことです。こちらではいったん学部を卒業したら就職しお金をためてから改めてマスターを採りにくるパートタイムの学生が多いのですが、やはり学部でのソフトウェアの勉強や数年の実務経験だけでは不十分なのかもしれません。

2008年10月15日水曜日

中間テスト終了

SWE620の中間試験が終わりました。なんとか全問題に答えることができ、それほどひどい結果ではないのではないかと期待しています。

試験形式
教科書は持ち込み不可で、全問題が記述方式でした。問題用紙に回答スペースが設けられていて、試験問題を持ち帰ることはできませんでした。全て記述方式ということで、英語のWriting能力がないとちょっと苦しかったと思います。幸い、ReadingとWritingは学生のころから(今も学生ですが)ある程度勉強してきたので、なんとか時間内に回答できました。

試験内容
前半は以下のような問題が出ました。
  • 初回の講義で示した、要求分析の難しさ4点のうち3点を列挙し、それらについて解決策を示せ
  • Questionnaire(質問形式。インタビュー形式との対比)の利点欠点を2点ずつ挙げよ
  • 要求ワークショップの開催をステークホルダーに説得する場合、どのように説得するか(利点を説明する)。欠点は何があり、どう対処するか
  • ユースケース記述において、トリガーとプリコンディションの違いを、具体例を用いて説明せよ
  • 問題分析を行う5段階のうち3段階を列挙し、簡単に説明せよ
後半は、あるビジネスに関する記述を読み、ユースケースダイアグラムを描き、同ダイアグラム内に描いた各ユースケースの簡単な記述を行う、というものでした。ビジネスの内容は、複数の倉庫と倉庫内の物品を管理するシステムで、簡単にまとめると
  • 倉庫内作業者は物品の入出をバーコードリーダでシステムに入力
  • 倉庫管理者は、顧客の要求に応じて、倉庫内または倉庫間で物品を移動するようシステムに命令(実際の移動は人手か?)
  • システムはトラック運転手に物品の移動を通知
ということで、アクターは倉庫内作業者、倉庫管理者、トラック運転手となると思います。

事前に情報入手
本当に偶然だったんですが、この中間テストでどんな問題が出るのか、今日のお昼に前もって入手することができました。上記試験内容の前半は教科書を少し暗記しておかないと、なかなか答えられません。事前にこれらの問題が出ることを知ることが出来たので、準備することができました。
実は、明日、SWE621(Gomaa先生のソフトウェアデザインの講義)のプロジェクト成果物の提出締切日ということで、他の学生たちはそれにかかりっきりです。私がGomaa先生のリサーチアシスタントであるということをどこかから聞いたのか、実はたくさんの学生が私に質問しに来ます。それで、今日の午前もお昼も、それらの質問に答えたりしてたんですが、その学生たちの中に、以前SWE620を受講したことのある学生がいたので、その学生から幸運にも中間試験の情報を入手することができたんです。

コネクションは重要
やはり、就職活動時にも感じますが、何事にもコネクションが大事ですね。これからもっと知り合いを増やして行きたいと思います。

2008年10月14日火曜日

中間テスト間近

10月15日水曜日に、SWE620の中間テストがあります。SWE620についてはこのエントリで紹介したように、ソフトウェアの要求分析に関する講義です。幸い、もうひとつの講義SWE621については中間テストはありません。

先生によると、明日のテストでは50%ぐらいがユースケースモデリングに関する問題になるそうです。教科書は持ち込み不可。何か用語の説明をしろ、みたいな記憶力を試すような無意味な問題が出ないかどうか心配です。

とりあえず先生のアドバイスに従い、先週末まる二日かけて、今まで講義でカバーされてきた範囲に対応する章について、教科書を読みました。この講義で使用している教科書は、以前ご紹介したとおり、以下の2冊です。
Managing Software Requirements
左側の本はとにかく読みにくい!ちょっと砕けた表現が多く、見慣れない単語が頻発で、内容はたいしたことないのに、理解するのにかなり苦労しました。内容としては、要求分析の段階で入れ込んでしまった誤りを修正するコストは実装の段階で入れ込んでしまった誤りを修正するコストの10倍20倍だから要求分析が重要だ、とか、ステークホルダーからニーズを引き出そう、とか、顧客にインタビューするときは○○に気をつけよう、とか、ステークホルダーや顧客や潜在的ユーザを呼んで要求分析ワークショップを開きましょう、とかいったような人的要素が多く含まれるテクニックが書かれています。

Advanced Use Case Modeling
一方、右側の本はとても読みやすいです。日ごろ読んでいる技術文書と同様の英語で書かれています。内容はタイトルのとおり、ユースケースモデリングに関するもので、アクターの見つけ方、ユースケースの見つけ方、ユースケース記述の記述方法等が書かれています。この本の著者でこのクラスの講師でもあるDr. Frank Armourは、要求分析の経験が豊富なようで、この本には経験に基づく多くのベストプラクティス、注意事項等が随所にちりばめられています。確かに、ユースケース記述を書くのは一見簡単そうですが、目的に応じて詳細度をコントロールする必要があるなど、結構難しいと思います。例えば、まだ要求事項の洗い出しの段階で、あまりに詳細なユースケース記述を作ってしまうと、ステークホルダーが理解できなかったり、重要な要求を見逃したりしてしまう危険性があります。
したがって、この本では、段階的に目的に応じてユースケースモデルを詳細化していくプロセスフレームワークを提案しています。

果たしてテストの結果はいかに
先週末の3連休はとても良い天気だったにもかかわらず、丸2日をこのテスト勉強に費やしました。教科書を読んで内容は理解したような気はするんですが、細かいところを記憶したわけではないので、そこが心配です。本番では、自然な文章で書かれた問題文からアクター、ユースケースを抽出し、ユースケースモデルを作成せよ、みたいな問題だったらなんとかなりそうなんですが。。。今回、人生初めての米国大学のテスト受験!正直、ちょっと不安ですが、頑張りたいと思います。

2008年10月13日月曜日

あるソフトウェアエンジニアの一日

今日はColumbus Dayという祝日で大学はお休みです。コロンブスがアメリカ大陸を発見した日だそうです。9月の初旬にあった留学生向けピクニックで知り合ったCJというアメリカ人の男の子に誘われ、近くのDenny'sで朝食を一緒にしました。

CJはGMUの卒業生で、27歳前後?のソフトウェアエンジニア。新婚さんだそうで、奥さんは教師をしていてGMUやNOVA(コミュニティカレッジ)で英語を教えているそうです。

私にとって、ワシントンDC近郊に勤めるソフトウェアエンジニアの仕事ぶりや生活ぶりを知る、とても良い機会になりました。

早寝早起き
CJは日ごろ、朝の5時に起きジョギングをした後シャワーを浴び朝食を採ると7時ぐらいにオフィスに行くそうです。朝は頭がすっきりしていて仕事がはかどるとか。完全に同感です。
大体夕方の4時ぐらいに退社するそうです。通勤の行きも帰りも渋滞を避けることができ、とても良いと言っていました。夜は大体9時半ぐらいに寝るそうです。
ちょっと驚いたのは、休日もかなりフレキシブルで、土日関係なく休みを自分である程度コントロールできるそうです。もちろん、マネージャに承認を得る必要がありますが。
27歳でこんなにプロフェッショナルな生活が身に付いているとは、ちょっと驚きです。みんながみんなこうだとは思えませんが。

アジャイル
CJが勤めている会社は彼にとって2社目で、1社目は数ヶ月で退社してしまいましたが、その後現在の会社に4年半勤めているそうです。彼が所属しているプロジェクトのメンバ数は5名ということで、SCRUMというアジャイルプロセスを実践しているそうです。毎朝9時ぐらいに15分ほどのミーティングをして、昨日の成果、今日の予定等をメンバ全員で共有します。さすがにスタンダップミーティングではないそうです。5週間で一回のイテレーションを形成し成果物を出します。ただ、アジャイルといっても、CJはドキュメントの重要性を強調していました。特に米国ではエンジニアの流動性が激しいので、ドキュメントがないと新メンバがプロジェクトに参加しにくい状況になってしまいます。また、よく言われるように、自分が3ヶ月前に書いたコードは別人が書いたものと同じようなもので、ドキュメントがないと大変なことになりますよね。

面接
CJが現在勤めている会社に入る際、面接ではC++を使ってちょっとした問題を解かされたそうです。正解できないこともあったけれど、採用に至ったそうです。彼はとにかく、問題解決能力が重要だ、と言っていました。それは、アルゴリズムの応用等だけでなく、何かを調べる技術、他人に相談する技術等も含みます。やはりソフトウェアエンジニアにはコミュニケーション能力も重要です。

CJは特別?
朝食の間、どっちが年上なのかわからないぐらい、CJはしっかりしたプロフェッショナルだと思いました。さすがにCJは特別かと思います。今学期、私が履修しているクラスには、会社勤めしているパートタイムの学生がいっぱいいますが、みんながみんな、そんな風には見えません。彼らとたくさん話す機会がまだないのでわかりませんが。

とにかく、今朝の朝食はとても良い刺激になりました。

2008年10月11日土曜日

Fenwick Library

GMUのFairfaxキャンパスには主に2つの図書館があります。そのうち、Fenwick Libraryを先日初めて利用しました。技術書がいっぱい
とりあえずWebサイトで検索し、お目当ての本を探しに行きました。5階建ての5階にあるということで足を運ぶと、そのフロアにはコンピュータ関係の本が満載!ちょっと興奮してしまいました。時間がいくらあっても足りません。これらのうちの何冊を読み終えることができるのやら。結構新しい本も入っていたので、どうやら自腹で本を買う必要はなさそうです。貸し出し期間は基本的に1ヶ月半。延長ももちろん可能です。

2008年10月9日木曜日

予防接種

留学生がGeorge Mason Univerityで履修するためには、大学が指定する以下の予防接種を受ける義務があります
  • 3種混合
  • ジフテリア、破傷風、百日咳ワクチン
  • ツベルクリン反応
  • B型肝炎
  • 髄膜炎菌感染症
上記のうち、B型肝炎と髄膜炎菌感染症については、指定のフォームにサインすれば免除されることができます。

3種混合
3種混合は、合計2回ワクチンを接種する必要があります。
母に確認したところ、母子手帳に一期目を受けている記録がありました。ところが2期目を受けていないようでした。そこで、GMUにおいてまず血液検査を受けることにしました。血液検査に50ドル。3種混合のワクチンは1回50ドルなので、受けてしまえばよかったのかも。
1週間後に検査の結果が出てセーフ!どうやら私の体の中で抗体がすでにあるようでした。

ジフテリア、破傷風、百日咳ワクチン
これは最近10年で一度も受けていない場合は、過去に受けたことがあっても、もう一度受ける必要があったため、GMUで予防接種を受けました。45ドルでした。

ツベルクリン反応
これは全学生が受ける必要がありました。2日後に腫れ具合を検査。幸い私は陰性でした。もし陽性だと胸のレントゲンを採る必要があって面倒なことになりそうだったので、本当によかったです。アジアの学生は陽性の場合が結構多いらしいのでラッキーだったと思います。

予防接種クリア!
というわけで、晴れて予防接種をすべてクリアできました。これで春学期もクラスを履修できます。
結局ひとつのワクチンを接種するだけで済み、面倒なことにならず本当によかったです。

2008年10月8日水曜日

Fall Job/Internship Fair

10月8日9日の二日間、GMUのCareer Service主催「Fall Job/Internship Fair」が開催されので、参加してきました。

留学生がインターンシップポジションを得る資格
F-1ビザで米国に滞在している留学生は、少なくとも6クレジットを修了済みでないとインターンシップを得ることはできません。私はこの秋に入学したばかりなのでインターンシップを得ることはできません。
ということで、今回のJob/Internship Fairを「下見」してみました。といっても、念のため履歴書を持参して行きました。

事前準備1:ドレスアップ
事前にJob/Internship Fairの準備ワークショップに参加し、説明を聞いたところ、やはり米国とはいえスーツを着てドレスアップしてFairに挑むべきだ、とのこと。念のため、Yシャツ、ネクタイ、ジャケットを日本から持参したんですが、ズボンと靴を持参しませんでした。ズボンはグレーの無難なやつを持参していたので、靴を買おうと思い、前日に研究室の仲間にアドバイスを得てFair City Mallに行ってきました。そこには、服をいつもディスカウントしているMarshallsRoss、靴屋のDSW ShoesFamous Footwearがあり、それらを見て回りました。
しかし!どれもサイズがでかすぎる!私の靴のサイズは25.5cm。USの単位で言うと7.5です。ところがどの靴も最小で8、といってもサイズが8の在庫がある靴がほとんどありません。結局、靴を買うことはできず、Job/Internship Fairにはプーマのスポーツシューズで挑むことになりました。。。

事前準備2:企業研究
せっかくの機会なので、少しだけ時間をかけてFairに参加する企業をCareer ServiceのWebサイトで調べました。事業分野等の条件を与えると、企業を絞り込むことができます。そこで、H1Bビザのスポンサーになってくれる企業、という条件で探してみました。このFairに参加する企業は195。そのうちH1Bビザのスポンサーになると宣言している企業はたった12でした。

1日目
1日目に参加してみると大盛況!どの企業ブースも学生が熱心に履歴書を片手にリクルータと話していて、順番待ちです。私は失うものがなにもないので、とりあえず上記12企業全部のブースを訪れ、お話を聞きました。上記企業以外にもいくつか訪れたのですが、H1Bビザのスポンサーになってくれると言ってくれた企業がいくつかありました。
ちなみに、もっとも行列ができていた企業はMicrosoftでした。リクルータの背後に置いてある履歴書の山を見てびっくり。

2日目
この日はFBI等の政府機関がたくさんブースを構えていて、留学生はお呼びでない、という雰囲気でした。その中で日本人らしき人が説明しているブースを発見。JET(Japan Exchange Teaching program)という団体でした。英語を母国語とする人を雇って日本で英語を教えてもらう、というのが目的だそうで、日本大使館の職員さんでした。目的が目的なので、米国市民権のある人のみが対象だそうです。

結局
あるブースで一人の学生がリクルータと話をできる時間はほんの数分。基本的にJob/Internship Fairではきっかけ作りであって、本格的には、いただいた名刺の連絡先に電子メールを送ったり、その企業のWebサイトに登録することから、採用活動は始まるようです。
私は念のため履歴書を持参し、訪れた企業に渡したりしましたが、基本的に知らない企業がほとんどで、まだ時期尚早という感じです。そもそもまだ英語力が十分でないし、これからもっと企業研究をしたりしてしっかり準備していきたいと思います。

2008年10月7日火曜日

暑い寒い暑い寒い

もう10月。だんだん寒くなってきました。特に朝が寒く10℃を切ってきました。一方、昼間はまだ日差しが強く結構暑いです。そして夜になるとぐっと冷えてきます。このように、一日の中で気温の差が激しい状況です。

一方、日によっても気温の差が激しいです。ついこないだの先週末は暑いぐらいだったり、先週の中ごろは凄い寒かったり。

季節の変わり目ということで、風邪を引きやすい時期です。着たり脱いだりして温度調節しやすい服装が必要ですね。

空はすっかり秋の空です。寂しい気分になってきました。でも、そんなことは言ってられません。Mid-term Examが来週に控えています。今週末はしっかり準備しないと!(といってもテストは水曜日に一つだけですが)

2008年10月5日日曜日

IEEE-GMUピクニック

昨日10月4日の土曜日、IEEE主催のピクニックがありBurke Lake Parkに行ってきました。私が毎日通っているScience & Tech IIビルディングのエレベータに張り紙があり、このピクニックを知りました。

IEEE-GMU
IEEE主催ということだったので、どんな人たちが来るのか興味津々だったのですが、行ってみると若いGMUの学生がいっぱい。IEEEのGMU支部(?)のようなものがあり、そこが主催のピクニックでした。
参加者のほとんどは電気系専攻の学生たち。コンピュータサイエンス系は私を含め数人だったようです。みんなとてもフレンドリーですぐになじむことができました。

バレーボール
昼食を済ませた後、みんなでバレーボールをやりました。スポーツはやっぱりいいですね。言葉の壁を越えてみんなで楽しむことができます。よく考えると、渡米して約2ヶ月、初めて運動しました。運動不足の問題意識さえ忘れていました。天気も良かったし、とても気持ちよかったです。

ナイス!
誰かが良いプレーをすると「ナイス!」と言えば良いことを学びました。(特にオチはありません)

女の子もサッカー
意外にサッカーも人気。2つのチームに分かれてミニゲームをやったりしました。芝生の上でスパイクなしだったので、みんなころびまくりです。私も2回ぐらいころんでしまいました。ちょっとびっくりだったのが、女の子も躊躇なくサッカーを頑張っていたことです。日本ではまだまだ女の子がサッカーする風景は珍しいと思いますが、米国では小学生や中学生の女子の間でサッカーが人気だそうです。スポーツは友達作りの鍵?
今回のピクニックで、スポーツを一緒に楽しむことで友達の和が広がるのでは?と感じました。得点をしたときハイタッチをしたり、声を掛け合ったり。老体に鞭を打って何かスポーツアクティビティに参加しようかと考え始めています。

2008年10月3日金曜日

運転免許取得

9月29日月曜日にようやく運転免許を取得しました。自動車に関するあらゆる手続きはDMV(Department of Motor Vehicles)というところで行います。Fairfax周辺には2,3箇所DMVがあるのですが、知人からのアドバイスに従い、ChantillyにあるDMVに行きました。ChantillyのDMVは中心地から少し離れているため混雑しておらず、また周辺の交通量も少ないため実技試験も楽、ということでした。実際、そのとおりで約2時間ほどで運転免許を取得することができました。

書類準備
バージニア州で運転免許を取るためには、たくさんの書類を準備する必要があります。例の9・11の犯人はバージニア州で運転免許を取得したそうで、それ以来、書類審査が厳しくなっているそうです。私の場合、留学生用ビザF-1で入国しているのですが、以下の書類を準備し審査をパスしました。
  • パスポート
  • I-20
  • George Mason Univ.の在学証明書
  • 日本の運転免許
  • バージニアに住んでいることを証明できる書類(電気代の請求書やアパートの契約書など)
学科試験
運転免許を取得するには、学科試験と実技試験をパスする必要があります。学科試験は、交通のサインに関する問題が10問、一般知識に関する問題が25問、4択問題として出題され、前者は全問正解、後者は20問正解すればパスすることができます。これらの学科試験の練習をDMVのWebサイトでやることができます。
交通のサインに関する問題はかなり簡単で、サインの絵柄を見れば大体どういう意味なのか推測できます。一方、一般知識に関する問題はくせものです。特に数字に関する問題が厄介で、例えば、バージニア州では血液中のアルコールの濃度(?)が0.08%以上だと、その状態で自動車を運転すると違反になります。この"0.08%"がポイントなのでこの数字を覚えておくわけですが、実際の問題は「どれぐらいのワインを飲んで自動車を運転すると違反になるでしょう」とかいった問題が出て、「20オンス、40オンス、60オンス、、、」といった選択肢が表示されます。「20オンス」ってどれくらいやねん!という感じで、我々日本人にはかなり厳しいです。実際、私が受験中、隣で受験していた女性が、試験管が目を離しているすきに私に声をかけ「答えわかる?」と聞かれたのが、上記問題です。「全然わかりませーん」と答えました。
結局、私は2問間違えましたが、なんとか学科試験をパスすることができました。

実技試験
学科試験に比べ、実技試験はとても簡単でした。周辺を一回りしておしまい。実質5分くらいしか運転しませんでした。

晴れて運転免許発行!しかし。。。
実技試験の後、10分後ぐらいに呼ばれて顔写真を撮り、数分後に運転免許証が発行されました。めでたしめでたし、ほっとして自宅に帰りました。
夕食を済ませてから、おもむろに取得したばかりの運転免許をよーく見ると、なんと!住所が間違っているではありませんか!運転免許証は、パスポートの代わりにIDとして重宝する、と聞いていたのでがっくり。

逆ギレ
仕方がないので、今日、運転免許を再発行してもらいに、もう一度ChantillyのDMVに行きました。受付の人に事情を話すと、「前回と同じフォームに情報を記入しろ」と言われました。そこで「まさかお金を払う必要あるの?」と聞くと「もちろん。10ドルです。こっちが間違ったかどうかはわからないから」という返事が。私が「そっちのミスなんだからこっちがお金を払う必要はないと思う」と言うと、「じゃあ、もういい!」といって逆ギレし、番号札とフォームを私から奪い去ったのです。

冷静になれ
もともと、DMVのミスのせいで、こっちはわざわざ時間とガソリンを使って二酸化炭素を排出して来たのに、なんで逆ギレされなあかんねん!とかなりむかついたのですが、すぐに気を取り直し、「じゃあ、理解したから、番号札とフォームをください」と言ってそれらを受け取りすぐにその場から離れました。というのは、事前に知人から、DMVでは係員によって対応がまったく異なる、と聞いていたからです。とりあえず番号札をもらって別の係員と話せばなんとかなるかも、と思ったからです。

やっぱり
というわけで、自分の番号が呼ばれ別の係員に事情を話すと、すぐさま「こちらのミスなので料金はいただきません」とあっさり。論理としては「住所が登録された日(4日前)に対し、住所を証明する書類の日付はずっと前であり、いわゆる住所変更ではないので、DMV側の登録ミスしかあり得ない」というわけです。

笑顔で写真撮影
月曜日は、日本に居る感覚で真顔で写真を撮ってもらい、笑顔で撮ってもらえばよかった、とちょっと後悔していました。なので、今日は思い切り笑顔で写真を撮ってもらいました。めでたし、めでたし!

教訓
今回の一連の出来事を通じて、米国で暮らす上で心得ておくべき、以下の2点の教訓を得ました。
  1. 何か手続きした後は、その成果物をその場で入念にチェックすべし
  2. 納得できないことがあってもあきらめず、他の係員に話すべし

2008年10月1日水曜日

BrandClikのはじまり

BrandClikのはじまりは9・11
BrandClikのFounder/CEO、ジョシュアさんはニューヨーク育ち。起業家になる前は、ニューヨークの会社に勤務する普通の会社員だったそうです。でも、例の9・11をきっかけに起業家になる決意をしたそうです。

9・11の日、倒壊したワールドトレードセンターで、ジョシュアさんは顧客と打ち合わせの予定だったそうです。幸い、偶然にも何らかの理由により予定が変更になり、その打ち合わせはキャンセルになり、命拾いしたということです。

このことはジョシュアさんにとって人の命のはかなさを痛感する出来事となり、勤めていた会社をすぐに辞め、自分で会社を興す決心をしたそうです。9・11の日、もし上記打ち合わせがキャンセルになっていなかったら自分は死んでいた。そう考えると、上記偶然によって新しい人生をもらったような感覚でしょうか。

BrandClikは、ジョシュアさんが初めて起業した会社ではないそうですが、9・11がBrandClikのはじまりと言ってもよいのではないでしょうか。

人生は一度しかない
上記のお話をジョシュアさんから聞いたとき、真っ先に思い浮かんだ言葉は「人生は一度しかない」です。人間、長生きしてもせいぜい90年ぐらい。そのうち、物心が付いてばりばり活動できるのは70年ぐらいでしょうか。こんな短い人生だったら、思い切ってリスクをしょって何か自分にとって大きなことをやっても良いのでは、と思います。大きなことって人それぞれだし、とても曖昧ですが、私にとっては以前勤めていた会社を退職して渡米したことが大きなことでした。今はチャレンジ精神で頑張りたいと思います。
同い年のジョシュアさんは私にとって凄い刺激になりました。