2008年7月29日火曜日

TOEFL対策

TOEFLとは
TOEFL iBT(Internet-based Test)は、英語圏の大学に入学を希望する外国人を対象とした英語のテストで、少なくとも米国の大学院への入学条件にはTOEFLの受験が必須でしょう。TOEICと内容は全く異なり、TOEFLに出題される全ての問題は大学のキャンパス内で起こりうる英語の問題です。大学のアナウンスや学生と教授との会話、様々な分野の講義等が問題となって出題されます。しかも、TOEICと異なり、TOEFLはReading、ListeningだけでなくSpeaking(!)とWriting問題も出題されます。ですから、TOEICで高得点を取れたとしても、TOEFLで高得点を取れるとは限らないと思います。

鬼門はSpeakingセクション
私たち日本人にとってやはり鬼門はSpeaking! Speakingセクションではヘッドセットを装着しマイクに向かって話します。話した内容はデジタル録音され、経験ある採点者によって採点されるそうです。
Speakingセクションは本当にキツいです。ただ喋ればよいのではなく、制限時間内(45秒の場合と60秒の場合がある)に喋るべき内容を時間いっぱい使って喋る必要があります。しかも「あなたの今までの人生で最も印象的な出来事は何であったか、理由とともに述べよ」とか聞かれます。そして15秒間考える時間が与えられ、45秒間喋ります。日本語であっても「え、そんなこと言われても」って感じです。
Speakingセクションは全部で6問出題され、上記のような問題だけでなく、(1)大学のアナウンスを読み、(2)そのアナウンスについて二人の学生が話す会話を聞き、(3)一方の学生の意見はどうであったか要約せよ、といった問題も出ます!つまり、(1)読んで(2)聞いて(3)話す、という英会話能力全てについて試されるわけです。

Writingセクションもたいへん
Writingセクションも出題される2問のうち、1問は(1)教科書の一部の記述を読み、(2)その記述について教授が話す内容を聞き、(3)その教授の話す内容を要約せよ、という問題です。これも(1)読んで(2)聞いて(3)書く、という英語能力全てについて試されます。

TOEFLではListening能力がまず重要
以上より、私の意見としては、TOEFLではまずListening能力を高めることが重要ではないかと思います。Listening、Speaking、Writingセクションの全てにおいてListeningができないと、たとえSpeaking、Writingセクションにおいても問題に答えられないからです。Listening能力は短期間に高めるのは難しいと思いますので、十分前もって対策する必要があると思います。
一方、SpeakingおよびWritingセクションの対策も必須です。特にSpeakingセクションは、6つの出題パターンは決まっているので対策をするのとしないのとでは差が出ると思います。

まとめ
以上より、TOEFLを受験するにはしっかりとした対策が必要で、まずListening能力を高めるべきだと思います。その上で、SpeakingおよびWritingセクションにおける独特の出題パターンに慣れるために、多くの練習問題をこなす必要があります。結局、受験日の少なくとも半年前ぐらいから準備したいものです。

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