2009年8月12日水曜日

渡米してから1年経過

本当に早いもので、昨年8月11日に日本を経ってから今日でちょうど1年が経過しました。昨年末に約一ヶ月間、一時帰国していたので、海外滞在暦約11ヶ月ということになります。

この1年を振り返ると、いろいろな事がありすぎてとても書ききれないので、1年前の自分と今の自分との比較に試みたいと思います。

違和感がなくなっている
まず気がついたのは、自分がアメリカで生活していることにすっかり違和感を感じなくなっていることです。去年必死の思いで見つけたアパートに家族と住んでいる自分、キャンパスを歩いている自分、町中で車を運転している自分、外国人と英語に囲まれながら研究・勉強をしている自分、、、。昨年、渡米したての頃を思い出すと、言語をはじめ生活の全てががらりと変わり、とても違和感を感じていたのですが、(良い意味で)だいぶ慣れてきたんだろうと思います。

英語(外国人)に対して度胸がついた
渡米当初、何かと手続きをすることが多く、いろいろな建物に行っては事務の人と話す必要がありました。最初に一声かけるときや、何か物を尋ねるにも、最初は何て言おうかか少し考えて気合を入れてから話しかけていたのを覚えています。Gomaa先生とのミーティングや、SASSYプロジェクトの週一回のミーティングでは、とても緊張していました。今は、そこまで緊張したり気合を入れたりすることなく、それなりに自然に振舞えるようになったような気がします。もちろん、英語力はまだまだでもっと訓練が必要なのですが、少なくとも、上記のような対人場面に対して度胸がついたような気がします。

英語力はまだまだ
まだまだ英語力不足を強く感じます。大学キャンパス内でもいまだに聞き取れないことがしばしば。講義では先生はある程度のスピードで話してくれるので問題ないのですが、研究ミーティングや雑談においてリスニング力不足を強く感じます。より強く英語力不足を感じるのが日常生活で、電話でアパートのメンテナンスについて話したり、病院で子供のことについて話したりする際には四苦八苦しています。
ただ、渡米当初に比べると、よく使う単語が浮かぶスピードが格段に上がった気がします。この「よく使う単語」をこれからどんどん増やせばよいのでしょうか。

良い成果を出さねば、というプレッシャーから開放された
渡米前、「アメリカは厳しい国で成果を出さないとすぐに首になる」という先入観があり、Gomaa先生のリサーチアシスタントを始めた当初、かなりのプレッシャーを(勝手に)感じていました。実際、最初の2008年Fallセメスターはあまり良い成果を出せずにいました。幸い、年が明けて2009年Springセメスターに入ってしばらく頑張っているうちにぼちぼち良い成果が出始めました。また、それと同時に、自分が思っていたよりも、(少なくともGMUでは)リサーチアシスタントというポジションにおいて厳しく成果を問う感じはそれほどなく、むしろ日本と同じように人情的な雰囲気があることがわかってきました。このダブル効果のおかげで、今は当初のような狂ったようなプレッシャーからは開放され、肩の力を抜いて頑張れるようになりました。

就職できるのかという危機感倍増
一方、このひどい不景気のせいで、希望に満ちた渡米当初に比べると、卒業後の就職にかなり危機感を感じています。毎日のように求人情報をネット上で見ていますが、要求されるスキルや経験の多さに圧倒され呆然としてしまいます。また、今の英語力で面接をクリアできるのか、という不安も感じてしまいます。ですが、完璧主義だといつまで経っても応募できないので、自信を持たねばと自分に言い聞かせています。

初心を忘れず
上記のように、今の自分を客観的に眺めてみると、総じて「だいぶ落ち着いた」感じがします。ですが、相当の覚悟で渡米してきた去年の今頃の、あの強い決心は今も忘れずにいます。これからも毎日を大切に研究・勉強・就職活動に頑張りたいと思います。

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