2009年6月17日水曜日

PBLインタビュー

私が日本で卒業した大学の情報工学科では、2000年度からPBL(Program Based Learning)と呼ぶ取り組みを始めたそうです。昨日、このPBLの一環として、大学1年生のグループからSkypeを使ってインタビューを受けました。このグループの代表(?)の学生さんとは、事前に電子メールで日程調整し、Skypeでのインタビューでもその彼が主に応対をしてくれました。電子メールでの文章に加え、インタビューにおける実際の応対においても、とても礼儀正しいしっかりとした応対でとても感心しました。

PBL(Program Based Learning)
私の母校では、学生が自分で問題を解決する能力を身につけるための取り組みが行われているそうで、PBLはそのひとつだそうです。
学部1年生の学生さんが取り組む、今回PBLのテーマは
学生時代で何を学ぶべきかについて自分たちでテーマを設定し、さまざまな調査を行い、調査結果をインターネットで発信する
だそうです。おそらくグループ分けされた学生さんたちが、社会人にインタビュー等を行いレポートを作成するのではないかと思います。このたび、学生さんのうちの1グループが国際交流に興味があるとのことで、日本の企業にて勤務経験があり現在米国に留学中の私にインタビューをしよう、ということになったようです。

このPBLという取り組み、学生にとってとても素晴らしい経験になると思います。「大学で何を学ぶべきか」大学1年生の段階で勉強の動機付けをしっかり考えるのはとても重要だと思います。私が大学1年生のとき、社会人の方にお話を聞くような機会はなかったように思います。もし私が大学1年生のときに社会人のエンジニアの方から将来についてのお話を聞けていたら、今とは違う人生だったかも!?

インタビューの内容
このインタビューの内容は、上記学生さんたちがレポートにまとめインターネットで配信されるということなので、詳細はそちらに譲りたいと思いますが、例えば以下のような質問を受けました。とても良い質問ばかりでした。
  • 大学時代にやってよかったこと、やっておけばよかったこと
  • (辞めるまでやっていた)仕事を選んだ理由
  • アメリカに来た理由
上記のほかに、「日本とアメリカの大学の違い」についても聞かれました。もちろん、この質問には答えることができたのですが、そのときにちょっと申し訳ない、というか残念だったのは、まだ米国または欧州の企業に就職して勤務経験を得ていないので、例えば「日本とアメリカ(欧州)の企業の違い」についてまだ答えられない、という点です。今回のインタビューではこのような質問は受けなかったのですが、これはまさに私の質問であって、自分の目で確かめたいと思います。

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