2009年6月30日火曜日

Reflective Ecore Model Diagram Editorの開発再開

去る6月24日私がOcean Cityに行っている間に、Eclipse 3.5 Galileoがリリースされました。遅ればせながら、昨日Eclipse Classic 3.5.0をインストールしました。

Eclipse 3.5 - New and Noteworthy

Reflective Ecore Model Diagram Editor (DynamicGMF)の開発再開
実は、春セメスターが終わって夏休みに入ってから、私が2007年に公開したEclipseプラグイン、Reflective Ecore Model Diagram Editorの開発を再開していました。Eclipse 3.4 Ganymedeをベースに開発をしていたのですが、昨日Galileo上での正常動作を確認しました(EMF、GMFの後方互換性維持に感謝)。

研究の合間に、現在ほそぼそと取り組んでいるのは、Ecoreファイルへの対応です。現状はXSDファイル(XMLスキーマ)のみに対応しています。XMLスキーマファイルを指定すると、そのXMLスキーマをダイナミックにEcoreモデルに変換し、そのインスタンスをグラフィカルに編集可能にしています。Ecoreファイルに対応できれば、ユーザはEcoreファイルを指定しそのインスタンスを編集可能になります。開発の難しさを考えると、Ecoreファイルへの対応の方が簡単で、開発する順番が逆だったかもしれません。

新規ウィザードを改造中
上記のように、2種類(以上)のファイル形式をサポートするためには、ユーザがファイル形式を選択できるように、新規ウィザードを改造する必要があります。そこでまず、拡張ポイントを新規に用意し、新しいファイル形式(および同ファイル形式に特化したウィザード実装)を追加できるようにしました。そして、上記拡張ポイントに登録されたファイル形式を選択できる、以下のようなウィザードページ(より正確には、ウィザード選択ページ)を作成し、新規ウィザードの1ページ目に持ってきました。上記スクリーンショットでは、XSDファイルのみが上記拡張ポイントに登録されている状態です。現在は、上記のように新規ウィザードの改造が完了し、従来のままXSDファイルのみが対応している状態です。次のステップは、Ecoreファイルに特化した新規ウィザードを作成し、上記拡張ポイントに登録します。

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