2008年8月4日月曜日

GRE対策

GREとは
思い出すのも嫌なGRE(Graduate Record Examination)。GREは、主に米国の大学院へ進学する学生が受験する共通試験です。以下の3つの試験から構成されます。
  • Verbal(英語)
  • Quantitative(数学)
  • Analytical Writing(2種類の論文)
TOEFLのように英語が第2言語である学生向けの試験ではなく、英語が第1言語である学生向けの試験であるため、一つ目のVerbalは彼らにとって"国語"なわけです。そのせいか、Verbalは私たち日本人にとって超難関です

Verbal(英語)対策
正直わかりません!(笑)私も中学1年生以来、20年以上英語の読み書きをしてきましたが、「こんな単語見た事ないぞ」という単語が連発します。この試験対策のためにそういう単語を覚えたところで、今後の人生で役に立つんだろうか、と疑問に感じてしまいます。
一応、「Essential Words for the GRE」という本を使って途中まで勉強しましたが、挫折しつつ試験日を向かえてしまいました。
試験中、とくに単語力を試すセクション(長文のセクションもあり)ではほとんどの問題が当てずっぽうでした。

その結果、私はとてもひどい点数を取ってしまったのですが、GMUのComputer ScienceではVerbalの点数は入学条件にあまり関係なかったようで、なんとか入学が許可されました。

Quantitative(数学)対策
理系の大学院を目指す人にとっては楽な内容で、1、2回分の過去問をやれば満点取れるかもしれません。各問題について4つか5つぐらいの選択肢から正解を選んでいきます。注意点としては、問題文が英語であり数学用語の英単語が分からないと何を答えたら良いかわからない、ということです。ですので、一応準備として、頻出問題の英単語を前もって調べておく必要があります。

Analytical Writing(論文)対策
この試験には、以下の2つの論文課題が出題されます。
  • Issue Task
  • Argument Task
Issue Taskでは、以下のような1〜2行程度の文章が与えられ、それについて賛成か反対の立場に立って論じます。
"It is easy to welcome innovation and accept new ideas. What most people find difficult, however, is accepting the way these new ideas are put into practice."

例えば上記記述に対し「うん、私もそう思う」と思えば賛成の立場で論じます。

Analytical Writingで面白いのはArgument Taskです。若干長めの文章を読み、その文章の論理構造を分析して矛盾点や弱点を指摘します。この問題が他の試験にはない独特な論文問題なので、何回か練習して慣れる必要があるでしょう。

なお、上記Issue TaskおよびArgument Taskについて、なんと全問題が以下のETSウェブサイトで公開されています。
http://www.ets.org/portal/site/ets/menuitem.1488512ecfd5b8849a77b13bc3921509/?vgnextoid=6a9ca76d0edd5010VgnVCM10000022f95190RCRD&vgnextchannel=06c7e3b5f64f4010VgnVCM10000022f95190RCRD

まとめ
もちろん、しっかりした準備が必要でしょう。私はわらをも掴む思いで4,000円以上もする「GREテスト学習法と解法テクニック」という本を買いましたが、どんな試験か把握できるぐらいで必ずしも買う必要はないような気もします。結局、ETSのサイトからダウンロード可能なPowerPrepというソフトウェアで過去問を練習できるので、理系の大学院を目指す人にとってはそれで十分かもしれません(Verbalを捨てる前提です!)

Verbalで高得点を取るのは至難の業だと思います。志望する大学院の入学条件においてVerbalの得点が考慮されないことを祈りましょう!(笑)

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