2008年9月11日木曜日

初講義

8月25日(月)に新学期が始まりました。私の初講義はその二日後の水曜日午後4時30分から始まりました。

SWE620
講義名「SWE620: Software Requirements Specification and Management」です。以下、シラバスからの引用です。
Prerequisites: SWE foundation courses or equivalent In-depth study of methods, tools, notations, and validation techniques for analysis, specification, prototyping, and maintenance of software requirements. In-depth study of object-oriented requirements modeling, including use case modeling, static modeling and dynamic modeling with Unified Modeling Language (UML) notation. Students participate in group project on software requirements and specification using modern method.
講師はDr. Frank Armour氏。この講義で必須とされている2冊の教科書の一方の著者です。最初に驚いたのは、講義に出席している約40名の学生のうち約半数が女性だったことです。今まで私の周りでは、コンピュータ関係ということで学校にしろ職場にしろほとんど女性がいなかったからです。実際、昨日紹介したLab.には8人の学生が居ますが、そのちょうど半分の4人が女性です。近年はコンピュータ関係に興味を持つ女性が増えてきたということでしょうか。いや、近年、日本の某大学で非常勤講師としてクラスを受けもったとき、そのクラスには女性は80人のうち2、3人でしたから、どうなんでしょう。
また、講義に出席している学生のうち約半数がインド人の学生でした。やはりIT関係となるとインド人の学生が多いです。

講義開始
まず、講師が自己紹介した後、出席している学生一人一人が自己紹介をしました。インド人の学生で特徴的だったのは、みんなデータベースとJavaに興味を持っていたことです。
私の自己紹介では、遠慮せずに自分がすでにPhDを持っていることや8年の仕事経験を持っていることを言いました。みんなすごいびっくりしてました。私は、いつもなら遠慮深い日本人らしく、そんな過去の実績を自己紹介で話したりしないのですが、GMUの大学院の講義では会社勤めをしているパートタイムの学生が多く出席している、と聞いていたのでちょっとでもアピールした方が良いと考え、少し実績を話しました。
実際、他の学生の自己紹介を注意深く聞いたのですが、インド人と中国人の学生以外はほとんど会社勤めしている学生でした。また興味深いことに、会社勤めをしている学生のほとんどがMS Software Engineeringを専攻していました。

グループ構成
この講義では、6人一組のグループを作り、宿題をこなします。私はすかさず会社勤めしている学生がいるグループに入りました。後でわかったのですが、私以外全員が会社勤めしている学生でした。今後、卒業後の就職に備え、いろいろと情報を仕入れようと考えています。

講義の様子
人生初めての、アメリカの大学での講義とあってちょっと緊張しながら挑みました。アメリカの講義では、生徒が積極的に発言したり質問したりする、と聞いていたからです。いざ始まってみると、ほとんど講師が一方的にしゃべる、日本と同じような講義でした。実は頑張って一回質問したのですが、それがこの日の唯一の質問でした。ちょっと拍子抜けしたのと同時に一安心です。

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