2008年10月3日金曜日

運転免許取得

9月29日月曜日にようやく運転免許を取得しました。自動車に関するあらゆる手続きはDMV(Department of Motor Vehicles)というところで行います。Fairfax周辺には2,3箇所DMVがあるのですが、知人からのアドバイスに従い、ChantillyにあるDMVに行きました。ChantillyのDMVは中心地から少し離れているため混雑しておらず、また周辺の交通量も少ないため実技試験も楽、ということでした。実際、そのとおりで約2時間ほどで運転免許を取得することができました。

書類準備
バージニア州で運転免許を取るためには、たくさんの書類を準備する必要があります。例の9・11の犯人はバージニア州で運転免許を取得したそうで、それ以来、書類審査が厳しくなっているそうです。私の場合、留学生用ビザF-1で入国しているのですが、以下の書類を準備し審査をパスしました。
  • パスポート
  • I-20
  • George Mason Univ.の在学証明書
  • 日本の運転免許
  • バージニアに住んでいることを証明できる書類(電気代の請求書やアパートの契約書など)
学科試験
運転免許を取得するには、学科試験と実技試験をパスする必要があります。学科試験は、交通のサインに関する問題が10問、一般知識に関する問題が25問、4択問題として出題され、前者は全問正解、後者は20問正解すればパスすることができます。これらの学科試験の練習をDMVのWebサイトでやることができます。
交通のサインに関する問題はかなり簡単で、サインの絵柄を見れば大体どういう意味なのか推測できます。一方、一般知識に関する問題はくせものです。特に数字に関する問題が厄介で、例えば、バージニア州では血液中のアルコールの濃度(?)が0.08%以上だと、その状態で自動車を運転すると違反になります。この"0.08%"がポイントなのでこの数字を覚えておくわけですが、実際の問題は「どれぐらいのワインを飲んで自動車を運転すると違反になるでしょう」とかいった問題が出て、「20オンス、40オンス、60オンス、、、」といった選択肢が表示されます。「20オンス」ってどれくらいやねん!という感じで、我々日本人にはかなり厳しいです。実際、私が受験中、隣で受験していた女性が、試験管が目を離しているすきに私に声をかけ「答えわかる?」と聞かれたのが、上記問題です。「全然わかりませーん」と答えました。
結局、私は2問間違えましたが、なんとか学科試験をパスすることができました。

実技試験
学科試験に比べ、実技試験はとても簡単でした。周辺を一回りしておしまい。実質5分くらいしか運転しませんでした。

晴れて運転免許発行!しかし。。。
実技試験の後、10分後ぐらいに呼ばれて顔写真を撮り、数分後に運転免許証が発行されました。めでたしめでたし、ほっとして自宅に帰りました。
夕食を済ませてから、おもむろに取得したばかりの運転免許をよーく見ると、なんと!住所が間違っているではありませんか!運転免許証は、パスポートの代わりにIDとして重宝する、と聞いていたのでがっくり。

逆ギレ
仕方がないので、今日、運転免許を再発行してもらいに、もう一度ChantillyのDMVに行きました。受付の人に事情を話すと、「前回と同じフォームに情報を記入しろ」と言われました。そこで「まさかお金を払う必要あるの?」と聞くと「もちろん。10ドルです。こっちが間違ったかどうかはわからないから」という返事が。私が「そっちのミスなんだからこっちがお金を払う必要はないと思う」と言うと、「じゃあ、もういい!」といって逆ギレし、番号札とフォームを私から奪い去ったのです。

冷静になれ
もともと、DMVのミスのせいで、こっちはわざわざ時間とガソリンを使って二酸化炭素を排出して来たのに、なんで逆ギレされなあかんねん!とかなりむかついたのですが、すぐに気を取り直し、「じゃあ、理解したから、番号札とフォームをください」と言ってそれらを受け取りすぐにその場から離れました。というのは、事前に知人から、DMVでは係員によって対応がまったく異なる、と聞いていたからです。とりあえず番号札をもらって別の係員と話せばなんとかなるかも、と思ったからです。

やっぱり
というわけで、自分の番号が呼ばれ別の係員に事情を話すと、すぐさま「こちらのミスなので料金はいただきません」とあっさり。論理としては「住所が登録された日(4日前)に対し、住所を証明する書類の日付はずっと前であり、いわゆる住所変更ではないので、DMV側の登録ミスしかあり得ない」というわけです。

笑顔で写真撮影
月曜日は、日本に居る感覚で真顔で写真を撮ってもらい、笑顔で撮ってもらえばよかった、とちょっと後悔していました。なので、今日は思い切り笑顔で写真を撮ってもらいました。めでたし、めでたし!

教訓
今回の一連の出来事を通じて、米国で暮らす上で心得ておくべき、以下の2点の教訓を得ました。
  1. 何か手続きした後は、その成果物をその場で入念にチェックすべし
  2. 納得できないことがあってもあきらめず、他の係員に話すべし

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